おしらせ:

・昨日のブログ更新は、太陽フレアの影響でおやすみになりました。
・明日から小説執筆月間に入るので、しばらくブログ更新は休みがちになるかもしれません。

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さて、、、、VR、仮想現実技術や、AR、拡張現実技術が、もう少しで大流行しそうな今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 私は去年あたり、蒲田の漫画喫茶にあるHTC VIVE体験コーナーで、現代のVRというものを初体験しました。

店員さんの指示に従ってハイテクなヘッドセットを被ると、バーチャルボーイを友達の家で楽しんだ高校時代の記憶が蘇りました。

VR卓球ゲームをスタートすると、中学校のとき副部長を務めていた卓球部での経験がありありと蘇りました。サーブが少し本物と感覚が違い、何度もミスしてしまいましたが、それ以外はかなり本物に近いプレイ感覚で、ほぼ現実と同じような動きでプレイすることができました。結果、ハードモードを初見クリア!

「すごい、ハードモードをクリアしたのはお客さんが初めてです」と店員さん。
「いやー卓球部での経験が生きました」と私。

ぜひ家にもこの機械が欲しいと思いました。そろそろMacにも対応するそうなので、いつか新しいiMacとともにVR機器が欲しいです。そして外に遊びに行く元気が無い日は、家の中でずっと卓球をしていたい。

さて今日は「縮小現実」というものについて考えてみたいと思います。

仮想現実や、拡張現実技術というものがあるのなら、その逆の、縮小現実技術というものも考えられるのではないでしょうか?

HoloLensなど、拡張現実のための機器を被れば、普通の三次元現実空間の上に、さまざまな映像を重ねて表示することができます。そのとき、現実体験の上に、CG映像という新たなレイヤーを加えることができているので、そのぶん現実が拡張されているというわけです。

これとは逆に、それを被ることによって、現実を縮小する機器というものも考えることができます。

ぱっと思いつく縮小現実デバイスとしては、耳栓やサングラスなどがあります。

耳栓によって、自分が体験する現実の中から、聴覚的要素を取り去り、そのぶん現実の様相を縮小することができます。

サングラスをかけることによって、特定の波長の光についての情報を視覚体験から取り去ることができ、それによって自分の現実体験を縮小することができます。

体験を縮小、制限するとは決してネガティブな意味を持つものではありません。それによって自分が必要としない現実の一様相を、自分の体験から取り去ることができます。それは、シンセサイザーで音を作るときに、特定の周波数帯域をカットオフして、自分の望みの音色をデザインするような、クリエイティブな行為です。

五次元の世界で、自分の意識は、なんでもありの夢のような、光の中でたゆたうような、ゆったりとした無限の自由さを経験しているとします。

その意識に、「過去から未来への時間の流れ」という制限を課すことで、その意識が体験している五次元的現実は、四次元的現実へと縮小されていきます。

その四次元的意識が持っている「想像力」を、さらになんらかの現実縮小デバイスによって制限することで、その意識が体験する現実は、三次元的、物質的なものへときつく縮小されていきます。

そのとき意識は、三次元的空間という、きわめて狭い現実の中に押し込められ、そこでのサバイバル体験を味わうことになります。

恐怖や不安、焦り、そういった感情が、そのとき、現実縮小デバイスとして意識に被せられており、そのような拘束具で締め付けられた意識は、自分の大切な知覚能力のひとつである「想像力」を忘れ、ただ三次元的体験のみがこの世の全てであると思い、その中でサバイバルするため、恐怖や不安から逃げながら、三次元空間を駆け回ります。

ですがそのような現実縮小デバイスを取り去り、あるいは一時的に無視し、自分が本来持っている知覚能力である想像力を使って、自分の心の中の世界を体験するとき、そのときその意識は四次元的現実を体験します。

しかしいまだ四次元意識には「過去から未来への時間の流れ」という現実縮小デバイスが被せられています。そのデバイスをも、なんとかして取り外してしまったとき、意識は自分本来の、なんでもありな無限の自由さを思い出します。

このような、五次元から三次元、そして三次元から五次元へという、上から下、下から上という、Uの字を描く意識の旅があります。

それは天の高みから地の底へと降りていき、その地の底で汚泥にまみれてみては、また本来の自分を取り戻したくなって、上向きの旅を始めるという、下降と上昇、ディセンションとアセンションの旅路です。

その旅路の中で現実は縮小され、三次元に押し込められていきます。そしてあるとき、十分に三次元的現実を体験し、その縮小された現実体験に満足したそのあとで、現実は拡張されはじめ、意識は五次元へと回帰していきます。