魔法とは世界を作る力である。
すべての物語は魔法である。
人が心にインストールした物語は、その人の世界の青写真となり、その人がその中で暮らす世界を形作る。
幼き日に読んだ物語、聞かされた話、世界についてのあらゆる概念、社会で共有している信念体系、つまりすべての物語、それらすべてがかみ合わさって、その人の生きる世界を作る。
自由度の低い物語を心にインストールした人は、自由度の低い世界を体験する。
自由度の高い物語を心にインストールした人は、自由度の高い世界を体験する。
すべての物語は、世界を創る魔法なのだ。
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物語、それは二種類に分けられる。
眠っている物語、すなわち自分が魔法であることに無自覚な物語と、目覚めている物語、すなわち自分が魔法であることに自覚的な物語。
その二種類に分けられる。
このホームページにある物語はすべて、多少なりとも目覚めている。
多かれ少なかれ、光によってアクティベート、活性化されている。
よってそれは読者の世界に光をもたらす魔力を持つ。
心の自由度を上げる力を持つ。
そんなお守りのような物語。
心の装備品のような物語。
魔法ショップにひっそりと並べられている、それを装備することで何かのパラメータ、何かの能力値がアップする秘密の魔法のアイテムのような物語。
そんな物語が、このホームページには掲載されている。
もしあなたがお望みであれば、気に入った物語をどれでも手に取って読むことで、それを心に装備して、あなたの望みの世界、あなたの望みの人生をクリエイトする助けとすることができる。
そしてもう、その物語が必要なくなった時、あらたな装備に取り替えたいとき、そのときは、これらの物語は、いつでもさっと取り外すことができる。
物語とは、心のプログラムとは、いつでも自由意志によって、自由に、意識的に、取捨選択し、アップデートすべきものだからである。
だがときに、人の心には、過去にインストールしたまま、インストールしたことすら忘れているような、古いプログラムが巣食っており、ときにそれはバグを持ち、その人の世界に苦しみを生み出す原因として機能していることがある。潜在意識の中に眠る、その人の心のポテンシャルを制限する物語が、心の奥にこびりつき、取れなくなっていることもある。
そんなときも、ここにある物語は、いくつかそれを装備することで、過去に装備した物語を洗い落とす助けとなる。
装備していることも忘れているような、古い、呪われていて取り外せなくなっている物語を、こびりついた汚れをぬるま湯で柔らかくして洗い落とすように、優しく取り外すことができるようにする、その助けとなる。
なぜなら、ここにある物語は、呪われておらず、祝福されているからであり、祝福されたものは、人の自由度を束縛する拘束を、緩め、解放する力を持つからである。
そのような、魔法のアイテムとしての物語を、このホームページでは提供する。
そして魔法のアイテム、しかしそれはやはり小説でもあり、それゆえに、それは娯楽でもあり、だから単に読んで何かしらの喜びが感じられる文章として気楽に楽しむこともできる、そんな物語を、このホームページでは提供する。
（またそのような物語の研究開発の場でもあります）
