人生の大きな変化、跳躍は、それを受け取る準備ができているときに成し遂げることができる。

変化を受け取る準備をするための簡単な方法、そのひとつとして『日々の地道な前進の積み重ね』というものがある。

とはいえ、『目標に向かう、日々の地道な前進の積み重ね』、本当はそんなもの必要ないのかもしれない。

いついかなる時でもチャンスに対して開かれているオープンなハートと、直感を敏感に受信してそれを確実に行動に移す強くしなやかなマインドさえあれば、地道な準備、長年の修行など不必要なのかもしれない。

だが大きな変化のチャンスが目の前にやってきたとき、それが大きなチャンスであればあるほど、人はそれに手を伸ばすことに恐怖を感じるかもしれない。なぜなら変化、跳躍のチャンスをつかむとは、未知の状態に飛び込むことを意味しているからである。それが幸福と喜びに満ちたものであっても、未知は時に恐怖をかきたてる。

だが地道な前進の積み重ねがあれば、そのような恐怖をスルーし、チャンスを掴み取ることは容易になるだろう。なぜなら積み重ねは、チャンスを受け取るための心の準備期間として機能するからである。その準備期間の中で、やがて訪れるチャンスに対して自らの心を前もって開くよう訓練することができるし、そのように訓練すべきである。

また同時に、目標のための積み重ねは、チャンスを引き寄せるための魔術的な儀式としても機能している。その儀式によって人は自らの心の中に、求める対象を引き寄せる心の周波数/フリークエンシーを色濃く蓄積していく。そして、ある閾値以上に心の中に積み重ねられた特定の周波数は、いずれ物質化して顕現し、目の前に姿をあらわす。

そのとき現れたものをつかみとること、それがチャンスをこの手につかむということである。それは心の中から生まれ外界へと顕現したものを、物理的な手、肉体的な行動によってつかみとることである。

この繰り返しによって心の内と外は、すなわち高次元と三次元は、少しずつその分離の壁を崩壊させ、少しずつ再融合していく。

このようにして内と外が融合した世界こそが目指すべき世界である。

内と外、高次元と三次元、それらがシームレスに交わった世界は、一瞬一瞬がシンクロニシティに溢れている。その世界の中で心の中の思いは願望するその前に顕現する。それは美しい夢のような世界だ。そんな世界を自らの回りに、そして最終的には世界全体に編みあげること、それがアセンションだ。それは地道な準備と大胆な跳躍の繰り返しによって成し遂げられる。

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