心の光には様々な実用的な効果がある。

その効果は大別して、浄化と創造の二つだ。

心の光が、心の中に浸透していくと浄化が起こる。浄化とは、不合理な思考と感情の結びつきが解けて、そこに凝り固まっていた心理的エネルギーが自由に解放されることである。

一方の創造とは、心の光が凝縮して、新たなアイデアとなり、それを核として新しいものが作られることである。

創造を行うには、ある程度、心を浄化して創造のためのスペースを開ける必要がある。

何かを作る前に作業机のゴミを片付けるようなものである。

机をきれいに整理整頓した上で、新しい創造を行うことができる。

心の中での作業は基本的にこの心の光を用いて行われる。あらゆる局面において心の光は役立つ。

心の中でイメージを見るのに光は使われる。そもそもイメージそのものが心の光から形成されている。

イメージに意識を向けたとき、光は強まり、イメージが持つ力も強まる。

おそらく心の光は意識から放射されているのであろう。

意識から放射された光によって意識自身が照り返されたとき、意識は自分自身の本性を悟ることになる。

それが啓発 Enlightment である。