超巨大コンピュータ、そのなかにはあらゆる可能性が含まれている。
あらゆるものが含まれているため、それは全てなるものであり、あなたでもあり、私でもある。
意識はそのコンピュータの中のあらゆる部分を体験することができる。
コンピュータの中に走るごく微細なプログラムのひとつに一体化することもできれば、コンピュータ全体と一体化することもできる。
ごく微細なプログラムが、自分という存在の全てであるという認識に、自分の意識を押し込め、縮小することもできる。
逆に、微細なプログラムの全集合が自分であるという拡大した自己認識へと自分を拡張することもできる。その選択は任意である。
そのコンピュータの中にかつて一度でも存在したものは消滅することはない。そのコンピュータはありとあらゆる可能性を含み、死と消滅、生と存在、過去と未来と現在が同時にその中に含まれ、同時に存在し続けるためである。
そのような超次元無限構造体を、存在、と呼ぶこともできるし、すべてなるもの、と呼ぶこともできるし、神、と呼ぶこともでき、あなた、と呼ぶこともできる。無限を構成するものは無限と一つなので、あなたこそがそれであるということができるからである。
自分こそがそれであるという認識を、机上の空論ではなく、実生活レベルで活用できるようになり、その無限のパワーによって自分の生活を、よりよいものにアップデートし、さらにはそのハッピー感、楽しい感、くつろぎ感を社会に広めていくことが、この智慧を得た者の仕事のひとつである。