「なんでも三日坊主になっちゃうんだけど、どうしたらいいの?」

継続力は一種の惰性からやってきます。惰性とは一度、動き出したものがそのまま動き続けるように放っておくことです。その惰性的動きをストップさせるのは、往々にして自分自身の思考です。こうしたらもっと良くなるのでは、とか、こうした方が効率がいいとか、これではよくない、とか、考えすぎることで、障害が生まれます。放っておけば、カーリングの石はまっすぐ氷の上を滑っていくものを、考えすぎることで、その氷の上に様々なゴミをばら撒いているようなものです。物事を続けるコツは、目標をよく狙って投げ、動き始めたら、無心に動くことです。

「でも、そもそも、そのカーリングストーンの進行方向が、目標からずれていたら、どうすればいいの?」

その場合は、どれだけそのプロジェクトや行動を続けても、目標には到達しない、あるいはどんどん遠ざかっていくということになります。

「じゃあ、どうしたら、望ましい目標に到達できる行動ができるようになるの?」

それはまず、自分の目標が何かを知ることです。目標を知るためには自分が何を望んでいるか知る必要があります。自分の願望を知るためには、自分と深く繋がっている必要があります。でなければ、自分の目標のために頑張っているはずが、知らず知らずのうちに、他人が決めた目標や、他人が作ったイメージのために、自分の大切な時間とエネルギーを無駄にしてしまうでしょう。

これは決定的に大事なことです。

これはいわゆる『自分探し』です。

『自分』は多数のレイヤーに分かれており、その下の方のレイヤーは、パズルのピースのように、あるいはキーボードクラッシャーによって飛び散らされたキートップのように、バラバラになっています。

一方、上の方にあるレイヤーは、ハイヤーセルフや魂などと呼ばれており、これは統一が取れており、全体と調和しています。

自分を探すにあたり、その存在の下の方にあるレイヤーの中をいくら探しても、バラバラになっているパズルのピースの無意味な断片が見つかるだけであり、しょうもないことです。

自分を探すなら、自分の中の深いところ、高いところを探すのが効率的です。統一されているものは包括的であり、高いものは下のものを含んで超えているからです。

「具体的にどうすればいいの?」

手始めに、以下の言葉を一日五回ほど唱えてみてください。

『私は自分の中の深い部分、高い部分との繋がりを持つことを望む』

「唱えればどうなるの?」

望んだものが与えられます。なぜならすべてあなたの心の中のことなので、そしてあなたの心の中の支配権はあなたにあるので、あなたが望んだことは、その通りになるのです。あなたが自分の中の深い部分、偉大な部分、崇高な部分、視野が広く明晰な部分と一つになりたいと望めば、それは当然、そうなるのです。