今、地球は面白い時を迎えています。
今日まで普通だったことが明日にはどうなるかわかりません。
それは特定の特別な人だけに起こることではなくて、全員に関してそうなのです。
すでに時間の質が変わっており、時間の流れの感覚は一日ごとにゆらゆら揺らめいていたり、急加速したりします。時間の質が変われば、空間の質も変わってくるでしょう。その他、ありとあらゆる、これまで絶対に変わることが無いと思われていたものが変化し始めます。
古い構造は急激に用をなさなくなり、新しいものが雨後の筍のように生えてきます。
このとき問題になるのが、いかにして古い構造から新しい構造へと移行すればいいのかという疑問です。
「この先生きのこるにはどうすればいいかということ?」
いや、それはまぁ、なんであれ誰であれ、どのように形が変わっても生命は続いていくでしょう。生命は存在するものの本質ですから。
ここで私が言いたいのは、そういうサヴァイバル的な話ではなくて、古い生き方から、新しい生き方へと進化すること、また、そのために、今、何をすればいいのかということです。
いわば海に住む生き物が陸に住むよう進化したとき、一番の危険ポイントである、水と陸の境目をいかにして乗り切ったのかという問題です。この先、楽にサッと進化するにはどうしたらいいのかということです。
鰓呼吸という古い構造はまだ体内に残っており、肺呼吸という新しい構造はまだ完全に機能していません。そんな不完全な状態で、どうやって水の中から陸へと上がって行き、そこで生き残ることができるのか?
「わかんないよ」
そうですね。わかんなくて結構です。実際、何も難しく考えることはありません。目の前の一つ一つ、自分のハートに従って行動してけばなんとかなります。
しかし、この、なんとかなるということに関する、理論的根拠は何もありません。なぜなら、誰も体験したことのない新しいことが起こるわけですから、過去に生じたことのパターンを分析した結果であるところの何かしらの理論というものは、この際、特に役立つものではないのです。
ということで、何か新しいものに移行するとき、唯一、信頼できるのは自分のハートや直感、ということになってきます。なんとなくハート的に、「これもういらないんじゃないかな」と感じるものは、何でもかんでも手放しちゃうといいでしょう。そして「まったくその意味がわからないけど、なんとなくこれ、興味深い」と感じるものは、なんでも新しく取り入れていくといいでしょう。仕事、人間関係、趣味、時間の使い方、食べ物の好み、すべての領域で。
「ハートって何なのさ?」
ハートはハートです。
「そんなのわかんないんですけど」
わかろうとしたの?
「わかろうとした!」
ほんとかなー? とりあえず「私は自分のハートの衝動を感じ、それに従えるようになることを望みます」と五回ぐらい心の中で唱えてみては?
そうすれば自分が今この時、どっちの方向に行けばいいのか、何をすればいいのか、何を手放し、何を始めるべきなのかが、少しずつ、もしかしたら急激に、わかってくると思いますよ。