『生きづらさ』なるものを抱えている人は多い。それは端的に言えば、ハイヤーセルフと日常的な意識の間に壁があり、それによって双方の連絡に障害が生じていることに由来している。
表?に描くとこんな感じだ。
ハイヤーセルフ
壁
日常的な意識
ところで前回、前々回の記事では意識の三層構造をこのような感じで書いた。
高い意識
日常的な意識
低い意識
これはむしろ、このように描くべきだったかもしれない。
高い意識(ハイヤーセルフ)
低い意識(壁)
日常的な意識
低い意識が壁となり、ハイヤーセルフから降り来たるシグナルを日常的な意識が受信することを妨げている。ハイヤーセルフからのシグナルの受信に失敗し、その行動の表現に失敗したとき、人生から『生きる意味』が見失われる。何かの行動をしても、満足感が得られないため、アウトプットへのプラスのリターンが得られず、どんどん弱っていくことになる。
よって『生きづらさ』なるものを消滅させ、『生きやすさ』『生き楽しさ』を増やして行くためには、ハイヤーセルフからのシグナルを受信し、それを実行していくことである。それがいわゆるひとつのワクワクすることをやるということである。
だがなぜだろう。人はスマホゲームやらテレビ鑑賞やらネットサーフィンやらアルコール摂取やらは簡単にできるのに、ワクワクすることの実行にときに抵抗感を覚える。
その抵抗は、低い意識、つまりエゴが生み出している心の壁である。それがハイヤーセルフからのシグナルと、自分の日常的な意識を分断している。その心の壁に穴を開け、日常的な意識とハイヤーセルフとの間に、太い情報連結チャンネルを形成することが、さまざまなインナーワークの当面の目標である。
そして、そのチャンネルを実際に人生の中で有効に活用することで、生きやすさが人生の各領域の中に広がってゆく。