かたつむりのように変化が遅く思われるとき、自分が目標に到達することを信じるのは難しい。

しかし変化とは、特に心の中の真の変化とは、深海での水の動きのようにときに捉え難く、動いているのかどうなのかも分からないことがある。そんなとき目に見える変化が欲しくて、目に見える浅瀬の水をかき回してみることもあるだろう。

それはそんなには害のないことである。

底の方で目に見えない変化を起こし続けることを忘れなければ。底の方で、自分にはわからない何かの動きが継続していることを信じ続けるならば。